解体現場のもよう

忘れないように書き留める

長文を書く練習のためのブログ

はじめました。

 

写真の方のブログとは別に、なにか長文を書く練習をしないといけないという気分になって(実際ほとんど小説の書き方とか長文の書き方忘れている感あったし)(というか端的に二次創作でストーカーしている作家さんのブログに影響されたんですけど)。

写真の方のブログは、とにかく「貼ってある写真の邪魔をしない」ことを最重要項目として作ってあるので、ブログデザインも真っ白だし文字もあまり打たないようにしていました。

こっちはむしろ文字メインにするので、かわいいブログデザイン選び放題でとても楽しい。

 

さて、一発目から何書こう。

 

そういえば、NMB48の「太宰治を読んだか?」を聴きました。

ちょっと前にコンビニで立ち読みしたAKBリクアワをまとめたムック本にてタイトルだけ先行して知って、なんだこれどんな曲なんだとものすごく気になって覚えていたのです。こういう、秋元先生の言葉の使い方はほんとうにずるいと常々思う。

この歌を聴いて歌詞を見て、最初に思ったことは「なんてさや姉にぴったりな曲なんだ」という感動と、1人で走り出したいような(それは逃避の為でもあるし、何かを振りほどく為でもあるし、何かを探すための前向きな行動でもある)、そんな時に「君」から「太宰治を読んだか?」と問いかけられて、行動に移した結果自分の不安をひとまず落ち着かせて居られるようになったという、恋愛なんて多分一切していないのにこのなんかもう全力で「青春だなぁ!!!!!」みたいなストーリーをこの短い曲に閉じ込めた秋山先生の手腕への感動でした。出だしは割とありふれた青春ソングなのだけど、タイトルがそれだけじゃない事や背景を想起させて期待感高まるの本当にすごい。

で、その次に思ったのが、石崎洋司先生の「チェーン・メール」でした。本当に私の読書遍歴は児童書とかYAとか少女小説だな。とまあ、それは置いておいて。

チェーン・メール」は、さわ子、まゆみ、舞、ゆかりの4人で進めていく虚構の世界が始まって出来上がっていって、そして崩壊してしまうまでのお話。1時間くらいで読める。

虚構の世界で繋がる少女たちの取り巻く虚構と現実の二重世界と、対比する少女たちの感情がとても激しくて大好きな小説なのですが、その虚構の世界を作り上げた一人の少女、さわ子の手がかりを得ようとして、舞が生まれて初めてニーチェを読むシーンがあるのですよ。太宰治は哲学書じゃないし、舞も自分の事をどうにかしたくてニーチェを読んだ訳ではない(さわ子の事を知るために読んだ)のだけど、「暴発寸前の感情をもてあましている少年少女が、文学作品と邂逅する」というシチュエーションで思いっきりこれを想起したのでした。

太宰治ニーチェもまともに読んだ事はない、ということは正直に申し上げます。

 でもわたしはアイドルの少女たちのどうしようもなく消費されながら燃え上がる精神とそれを体現するうつくしい身体を愛しているし、そんな彼女たちのどろどろに絡まり合ってさまざまな事柄に苛まれながらもステージの仕事に捧げた青春の一ページに、「太宰治を読んだか?」と問いかけられるような、あるいは虚構の世界が壊れた後に残ったものを見て涙がこぼれるような、そんな瞬間があるのかもしれない、いやきっとあるんだろう、と考えるだけでなんだか泣けてきてしまうのです。それは切なさかもしれないし、ただの中二病かもしれないけれど(いまだに中二病こじらせている自覚はある)。

 「チェーン・メール」の虚構の世界はいったん崩壊して、その後は少女たちの繋がりだけを残して「トーキョー・ジャンヌダルク」へと続いてゆくのですが、基本的にインターネットに引きこもってインドアだった私はやっぱり「チェーン・メール」以上に感情移入はできなくなっていて(一番感情移入していたまゆみが「トーキョー・ジャンヌダルク」では退場したというのもある)、ただそれでも少女たちの活躍はとっても心躍るものだったので、もし新作が出たら今でも読みたいと思っています。もう出ないのかなぁ。ちょっとだけS黄尾に通じるものもあったな。依頼を受けて事件解決に臨むけど、依頼無視して自分たちの動きたいように動いたりするとことか。

 

私はもう女性アイドルにも男性アイドルにものめりこんで応援するということはやめようと過去に思って以来それを実践中です。だから基本的にはたまに気になった曲だけYOUTUBEで聴いたり、シングルが出て好みだったら一枚だけ買ったり、ということをする程度なのですが、それでもやはり、完璧に断とうとは思えないというか、完璧に断たなくても良いように今の距離感でいたいなと思っているので、さや姉がほんとうはどう思ってこの曲を歌ったのかとか、NMBが今どんな状況かということは意図的にシャットアウトしています。そんなことに思いをはせたり調べたりしてたら精神的にモンペになるのは目に見えているんだ!ジャニオタでモンペだったあの頃は精神的に不安定だったので今ぐらいの距離感が丁度良いです。ヲタを名乗るにはライト過ぎるて申し訳なくなるからまあスキダヨーくらいしか言わないんだけどなぜか職場ではガチオタ勢扱いされるのなんか解せぬ。ライブにもほとんど行った事ねーわい。

 

ううむ 長文書く練習第一弾としてはこんなので良いのかなぁ。

ちなみにこれ書き終わるのに2日掛ってるんだぜ。どんだけリハビリだ。